現代は、みな健康ブーム。
書店に行けば、〇〇が身体にいい、これさえ食べれば健康になれる、というタイトルの本がずらっと並んでいます。
行き過ぎた健康志向で、どんどん不安になってしまう人もいます。
不安が募りすぎると、自ら病気を生み出しかねません。
特に女性は、いろんな情報に目移りしがちではありませんか?
そう思うと、何も考えずに、ビールを飲んで、揚げ物を食べ、ラーメンを食べて幸せそうな男性の方が、心は健康なのかも知れません。
こうしたいという思いがあって、こうするという行動がある。
この思いと行動が一致していないと、ストレスを生んでしまいます。
なので、周りの流行にとらわれず、自分はどうしたいのか?という自分軸をしっかり持つことが、健康への第一歩だと思います。
一般的に、食を考える時、それが身体にいいかどうかという基準で考えがちです。
栄養指導でも、目の前の対象者さんにとっての必要なカロリーや、今一番気をつけるべき栄養は何かを考えます。
例えば、骨のためにはカルシウム
便秘なら、食物繊維
高血圧なら、減塩
ダイエットなら、カロリー制限
パパのメタボ解消なら、揚げ物禁止
いくらでもありますね。
でも、ここで
「本当にそれを実行することに対して、満足しているかどうか」という点を考慮しているでしょうか?
普通は、していないと思います。
・身体にいいことは、実践すべきだ
・身体にいいことは、不満があっても取り入れるべきだ
これでは、その行動は不満が溜まって、長続きしません。
もしくは、ストレスが溜まって、別の病気を生み出してしまうかもしれません。
私は、「身体にとっていいかどうか」というのと同時に、「心が満足しているかどうか」いう視点で食をとらえる必要があると考えています。