vol.002 赤ちゃんの味覚のフシギ


●お母さんが飲んだジュースの味を、赤ちゃんは覚えているそうです。


こんな実験があります。


妊婦さんに、人参の生ジュース(以下人参ジュースと略す)を妊娠30週頃から毎日飲んでもらいます。


出産後も2カ月間、同じように毎日人参ジュースを飲んでもらいます。


その間、赤ちゃんを母乳で育てます。


赤ちゃんが生後3カ月の時点で、人参ジュースを飲ませると、その赤ちゃんはなんと人参ジュースを飲んでしまうのです。


一方、お母さんが人参ジュースを飲んでいないと、赤ちゃんに飲ませようとしても飲まないそうです。


その訳はこうです。


1.妊娠中のお母さんが飲んだ人参ジュースの匂いと味の一部が、お母さんの血液から胎盤を介して、お腹の赤ちゃんに移行する


2.胎児の尿にも移行するので、羊水に混じる


3.そして、その人参ジュースの味と匂いがする羊水を胎児が飲むことで、その味と匂いを、お母さんのお腹の中で胎児が覚える


4.出産後には母乳中に人参ジュースの味と匂いが移行するために、同じように味と匂いを覚えていく


という訳です。



また


A 母親が、妊娠中も出産後も人参ジュースを飲んだ場合


B 母親が、出産後に人参ジュースを飲んだ場合


C 母親が、妊娠中も出産後も人参ジュースを飲まなかった場合


それぞれの条件で育てられた赤ちゃんの中で、最も人参嫌いが少なかったのは、Aのグループである、との結果が確認されています。


お腹の中の赤ちゃんや、生まれてからの赤ちゃんは、妊娠中からのお母さんの食べるものの味と匂いを覚えていく…。


つまり、お母さんの食事のバリエーションに従って、赤ちゃんの味覚・嗅覚が育っていくんです。


胎児のころから、いろいろな食べ物に触れた子どもほど、新しい味への許容度が高い、ということは…。


お母さんが、妊娠中や授乳期間中に、積極的にいろいろな食べ物を食べることが、子どもの好き嫌いを少なくするのに有効なんですね!



●そうはいってもつわりもあるし…。


私は子どもが2人いますが、どちらもつわりの時期、ジャンクフードがやたらと欲しくなりました…。


それまで全く食べることのなかったアメリカンドックと、皮の付いたフライドポテトがどれだけ恋しかったか…(笑)


味覚は妊娠12週頃から芽生えると考えられています。


原始的味蕾(みらい)が出現する時期です。


ということは、うちの子どもたちは、お腹の中であの味を覚えてる!?


でも、期間限定だったから覚えていないかな?


今、思い出しましたが、私の母は私を妊娠中、つわりでトマトばかり食べていたそうです。


で、私、昔からずっとトマトが大好きです!


親子で味覚が似るというのは、上に書いたようなメカニズムが関係していそうですね。


みなさんは、こんな経験談はありますか?