vol.007 「離乳食は、手をかけ過ぎないことです。」


● 離乳食は、手をかけ過ぎないことです。


理由は、ママが気負いすぎるとしんどいから。


料理が好きで、離乳食作りも楽しいし大好き!という人は、ぜひいろんなお料理を作ってあげて下さいね!


愛情込めた料理は、まごころが伝わると思います。



でも…。



そうでない人は、あの、離乳食のレシピの本を見ただけで…


「ごく少量しか食べないのに、あんなに材料使わないといけないの?」


「人参、玉ねぎ、じゃがいもが続いたら、たまには別の材料も使わないとだめ?」


と思うんです。


あっ、これ、私ですね…。


泣いたらあやして、授乳して、おむつ替えて、お昼寝させて…の上に、掃除や洗濯もあるし、パパの食事もある。


そんな中、こんなにあれこれ食べさせないとダメなのかな?


献立集をみると、ほんとに大人顔負けの献立がずらり。


え~、私、ほとんどこんなの作ったことありません。



●じゃあ、どうしたらいいの?


一番簡単なのは、大人も子どもも赤ちゃんも、みんなが食べられる献立することです。


もっと具体的にいうと「和食」ですね。


ご飯にお味噌汁、魚や煮物、和え物、お漬物


これから冬にかけてなら、鍋料理など…


イメージしてみてください。


これらの献立だと、この中から赤ちゃんに選り分けて、食べさせてあげれると思いませんか?


離乳期の食事は、栄養を摂ることよりも、乳汁以外の食事形態に慣れることが目的なので、全ての栄養素を取りそろえなければならない、ということはありません。


これは私の考えですが、もし栄養的にパーフェクトな献立であったとしても、赤ちゃん側の消化吸収の機能が、100%働いていなければ、せっかく食べたとしても身につかないんじゃないかな、と思うんです。


逆に、過度な栄養が、身体の負担にもなりかねないのでは…。


せっかく手間暇かけて作ったのに、嫌がって食べてくれなかった…


自分が後で食べようにも、そんなに美味しいものでもないし…


1度や2度ならまだしも、これが続くと、ママも離乳食で悩むことになります。


それなら、みんなで食べられる献立にして、その中から選り分けてあげるのはどうでしょうか?


目の前でパパやママがおいしそうに口に運んでいたら、赤ちゃんもじ~っと見つめて、食べるかもしれません。


みんなで食卓を囲んで、同じものを食べるその雰囲気が、赤ちゃんの食欲にもつながるかも知れません。


パターン1.

今日は野菜を食べてないから、何としてもこのすりつぶしたほうれん草を食べてほしい!!と、必死にスプーンで待ち構えて、口に放り込む。


パターン2.

周りがおいしそうに食べて、欲しかったら食べてみる?という感じであげてみる。

ほうれん草?食べなくても気にしない。


さて、どちらが赤ちゃんにとって、ストレスが少ないと思いますか?



毎日毎日の積み重ねで、だんだんと食べれるものが増えていけば、そのうち、あれ?離乳食期、終わってたわ…となるかも知れませんね。


実はこれ、2人目以降のお子さんの離乳食に多いパターンです。


「一人目の時は、必死に作ってたけど、案外同じものも食べれるのね」


そんな風に感じるママさんはたくさんいます。



● 和食じゃなくても、子どもの好きなものを出した方が、もっと楽なのに…


確かに確かに!!


ある大学の研究グループがおよそ350人の子どもの味覚について調べたところ…。


基本となる4つの味覚(「酸味」「塩味」「甘味」「苦み」)のいずれかを認識できなかった子どもが、全体の30%余りを占めたそうです。


味覚を認識できなかった子どもは、毎日ジュースを飲んでいたり、野菜の摂取が少なかったりしたほか、ファストフードなどの加工食品を好む傾向も見られたとか。


こんな記事を見ると、小さい頃からの「食習慣」は大事だなぁと感じます。


子どもが好きだからと言って、脂っこい物、甘いもの、味の濃いものばかりに偏ると、味覚の異常につながったり、病気しやすい身体になってしまいます。


ふだんの食事、そして、たまに子どもの好きなメニューやファストフードも取り入れる。


何ごとも「バランス」が大事では!?


これ、子どもに限ったことではなくて、大人も同じですね。


美味しいもの、好きなものを食べる楽しみも、忘れてはならない「心の栄養」!!


身体にいいものしか食べない!というストイックな食生活だと、食べる楽しみが少なくなりそうです…。


今、離乳食でお困りの方も、一度肩の荷を下ろして、一緒に楽しく食事する、という食の原点に立ち戻ってみるのもいいかも知れませんよ。


理想論の離乳食でがんじがらめになって、ママがしんどくなるよりは、手を抜いて、親の食事をちょっとあげる、を試してみてはいかがでしょうか?