vol.035 「モグモグ、カミカミ…しても食べにくいよぅ><」


●「モグモグ、カミカミ…しても食べにくいよぅ><」


赤ちゃんは、どんな食べ物が食べにくいでしょうか?


まず思いつくのは「硬いもの」


ステーキのような塊肉、ごぼうのような繊維質の多いものなどは、誰もが無理!と分かりますね。


では、それ以外には?


ある本によると、もやし・ほうれんそうの軸の部分・ねぎ・レタス・三つ葉・高野豆腐・油揚げ・りんご・梨が、例として挙げられていました。


その共通点は、

噛み切れない、噛んでも唾液と混ざらないもの、ということです。


咀しゃく(=そしゃく:食べ物の塊をすりつぶすこと)の発達の途上にある子どもにとっては、とても難しい食材なんだとか。


もやし…加熱しすぎると噛みにくい


レタス…厚みのあるものと違い、咀しゃくが難しい


と書かれています。


ほうれんそうの軸の部分・ねぎ・レタス・三つ葉も、よく似ています。


高野豆腐そのものは、ざらっとしたスポンジのような食材だし、油揚げは、そのままだと油が多く噛み切れない感じがします。


リンゴや梨も、そのままだと歯ぐきでは潰せそうにありませんね。


私たち大人は無意識に、歯で噛み切って食べていますが、これらの食材を歯ぐきで押しつぶして処理しなさい、と言われたら…??


きっと、できないと思います。


だから、食べられるかな?を考える時は、歯ぐきでつぶせるかな?(カチカチ期なら噛めるかな?)を目安にするといいですね。


※これらの食材も、すりつぶす、細かく切る、柔らかくなるまで炊く、他の食材と混ぜるなどの調理法によっては、赤ちゃんでも食べられるものもあります。



● ミンチ肉は、小さいから大丈夫よね?


ミンチは、使い方次第では離乳食に使いやすい食材かも知れません。


私が保健所でもらった冊子には、生後7・8カ月頃(モグモグ期:食べ物を口の中でつぶしていく動きを覚えます)の料理例で、鶏ひき肉が使われています。


ネットでも「ミンチ 離乳食」と検索すると、たくさんのレシピが出てきます。


が、このミンチ肉にも使い方にちょっとした注意が必要です。


イメージしてみてください。


ミンチ肉をスープに入れて加熱したら…、硬い粒状態になりますね。


この「そぼろ」状になった肉の粒は、このままだと、赤ちゃんにとって非常に難しいのだとか。


硬いミンチの粒は、唾液と混ざらず、まとまりにくいので、口の中に残る可能性があります。


私自身も、口の中で上手に処理できなかった経験があるような…。


そういえば、私の次男が1歳すぎから白米しか食べなくなった時、なんとかタンパク源をと思い、そぼろご飯をしていたことのですが、たまにゲホゲホ言ってたような気がします。


そぼろはしっとりと炊きあげて、ご飯と混ぜていたので、上記のスープほどは硬くはないですが、次男が食べる時に、そぼろだけが口に入って、うまく処理できなかったのかな?と思います。



● じゃぁ、ミンチはどうやって使うの?


モグモグ期、カミカミ期、カチカチ期にミンチを使うなら、押しつぶしがしやすいように、豆腐に混ぜたり、パン粉をたくさん使って練って、舌で押しつぶせるような柔らかいハンバーグや肉団子にするとよいでしょう。


さらにトロミをつけるために、煮込みハンバーグにすれば食べやすくなります。


でも、スープの中でそのままミンチだけを煮てしまうと、パラパラのお茶漬け状になってしまい、口の中に広がってしまいます。


すると、むせやすくなるし、処理できないので丸飲みにするか、吐き出すか…となってしまうんですね。


お子さんが嫌がって食べないのは、好き嫌いではなく、食材そのものが「もぐもぐごっくん」しにくくて困っているから、なのかも知れません。


ママ目線で判断せず、ぜひ赤ちゃんの「SOSのサイン」を拾ってあげて下さい。


※参考図書:「じょうずに食べる、食べさせる」 山崎祥子著 芽ばえ社