突然ですが、みなさんはダイエットをしたことがありますか?
女性なら一度はしたことがあるでしょうか…。
私もありますよ、高校生の頃、見た目第一のあの時期です(笑)
全体的に量を減らす感じだったので、いわゆるりんごダイエット、バナナダイエットなどの「単品ダイエット」は未経験です。
みのもんたの「午後は〇〇おもいっきりテレビ」覚えてますか?
(あの番組が終了して、もう6年も経つそうです)
毎回毎回、いろいろな食品が取り上げられ、効果効能が紹介されると、夕方のスーパーからその食品がなくなる…なんていうこともありました。
ちょっと話は逸れますが、そんな体験談を一つ。
私は大学生の頃、漬物屋さんでアルバイトをしていました。
ある日、店長がPOPを作っていたので見ると、そこには「おもいっきりテレビでも紹介された~~キムチの〇〇…」
店長は「明日キムチが特集されるから、それに備えて、あらかじめ準備をしておくんやで~」と。そして翌日、確かにめちゃ売れました(笑)
テレビの力はすごいです。
でも今は、実店舗だけでなくネット上でも商品がなくなる時代ですけどね。
そんな〇〇ダイエット。
他にもこんな順番で食べたらいい、とか朝は食べない方がいいとか、ほんとありとあらゆるダイエットの本が、書店にずら~っと並んでいます。
聞いた話ですが、こんなにいろんな本は、アメリカにはないそうですよ。
でも裏を返せば、なぜこんなにもダイエットの本が売れるんでしょうか?
それは…、ずばり読者の中に「続かなかった、めんどくさくなった、結果が出なかった」人がたくさんいるからです。
一つの方法論で、一定の割合の人は、ダイエットが成功します。
それは、ダイエットの意思が強かった、体質がぴったりと合った方法だった、からです。
ここで考えてほしいことがあります。
もし、体質がぴったり合うダイエット法なら、誰でも成功するでしょうか?
そんな訳はありませんね。
問題は、とてもシンプル。
「大好きな食事を止めることができなかった」
「食べるのを止めようとすると、イライラして仕方なかった」
「気がついたら食べていた」
多くのダイエット本には、書かれていないこと。
それは…
「食べてしまう理由」「食べそうになったとき、どうしたらいいかという対処法」です。
だから、やろう!と決めて取り組む時点では問題ないのですが、食べたくなったときどうしたらいいかが分からず、簡単にドロップアウトして、また別のダイエット法に走る訳です。
食事から時間が経ってぐ~~っとお腹がなって、空腹になってきた…ではなく、なんだかとにかく食べたくなる時をイメージしてみてください。
・仕事でイライラして、食べたくなった。
・パン屋のパンの焼けるにおいをかいだら、食べたくなった。
・大好きな俳優がCMで紹介してるから、食べたくなった。
・大事な試験が終わったら、ほっとして食べたくなった。
このように、人が食べるという背景には、いろんな要因が考えられます。
だから、〇〇だけを食べたら痩せられる!と頭で分かってても、人はその行動が長続きしないんですね。
自分はどんな時に食べたくなるんだろう?
ちょっと考えてみてください。
ドカ食い、やけ食いに繋がらないようにするには、どうしたらいいでしょうか?
例えば、深呼吸をする、その場を離れる、水を飲む、大好きな音楽をかける、ベランダに出て外気を吸う、食べたい食べたい…と書き出す、ガムをかむ、トイレに行って気分転換をする、パン屋の前を通らない、CMを見ない、そもそも買い置きしない、キッチンに何度も立ち入らない、お気に入りの家族写真を見る、なども一案ですね。
それでも、どうしても食べたくて仕方がないこともあります。
そんな時は、ぜひ、罪悪感を感じずに、せっかくなので「美味しいなぁ」と感じながら食べる方がいいですよ。